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20130131




今回『flora』の印刷刷りだし立ち会いに行ってきました。

印刷会社はサンエムカラーという京都の会社に大変お世話になりました。



これまで仕事で数カ所の印刷工場に行ったことがあったけれど

今回程楽しく勉強になったのは初めてです。

相談役である松井さんが工場の中をいろいろ見せてくれました。


製版のことなどはふんわりとしか認識がなかった私なので

どんなふうに製版がつくられているか

工程や機械などいろいろ見せてもらえたのはワクワクの連続でした。


  ☝なんとご好意で4色+ニス版をのせて頂きました。

  ☝お世話になったのはこの印刷機です。




 
  ☝松井相談役とプリンティングディレクターの谷口さん。本当にあったかい人たちでした。


  ☝版が機械にセッティングさせるところ。



  ☝版が立てかけてあったので見てみると、また違ったカッコ良さが、笑



こんなようにして私のうじうじとやってきた『flora』がついに印刷されました。




印刷物が減っていき、本は売れないと言われる今、

それでもお金を出して、技術と手間を与え、わざわざ本という形態に残すことは

自分にとってとても大事な行為であると今回実感しました。



至らない部分はどうもチラチラ見受けられ、

もっとこうすればよかったなどと思ったりすることもあるけれど

ひとまずそれを含め、いまの自分を見つめる本であり、

いつかの自分が、いまの自分を見つめ返す本にもなるのだろうと思います。


納品は2月の半ばです。なんだかソワソワします。






20130127






























立ち寄った本屋でいとうせいこうの『ボタニカル•ライフ-植物生活』を買った。


彼は庭のない都会暮らしであり


ベランダで花を育てる自身を「ベランダー」と名付けている。


ここに書かれる話はどれも共感レベルが高い。




私も何を隠そうベランダーである。


これまで押し花にする為の材料として植物を育ててきた。


そんなわたしは、真の植物愛好家とは言いがたい。


なぜなら正しい育て方もろくに知らず、花の名前もなかなか覚えられない。


からからに枯らしてしまうこともしばしばで、


ベランダの隅のミイラのような姿を横目に見ないフリまでしている。






そんなわけで我が家には「死者の土」がいくつかの鉢に盛られている。






“死者の土”というのは、彼の言葉を借りており、


死んでいった他の植物たちがその根を張っていた土のことである。


腐った茎や根が混じることで、土が肥えるのではないかと勝手に推測しているらしい。


(『何キロもする新しい土を買ってくるのは面倒だとも思っている。

      それでわざわざ“死者の土”などという名前を付けて自分をごまかしているのだ』とも記述している。)

そして私もまた全く同じように


いつか来る新入りのために「死者の土」をこねくり回している。






本を読んだ影響か、旅行中放置していた植物の世話をしようと思い立ち、


この2ヶ月程見ないフリをしていた死後硬直甚だしい枝だけが植えられた


「死者の土」候補生を手に取った私は目を疑った。


とっくに死んだと思っていた枝の根元からは


いくつもの新しい芽が出てきているではないか。



まるで病死し埋葬された母親の腹を突き破って生まれたゲゲゲの鬼太郎のようだ。


こんなに植物を育てていて心震えたことはなかったように思う。


どんな花びらの色美しさより、どんな奇形さより、


黙って、人知れず室外機の風にも負けずに新しい芽を出してやろうじゃないかという


執念深さの方がずっと魅力的である。


おかげでわたしは鉢植えの魅力に取り憑かれそうだ。


そしてわたしはこの植物をもっと大きく力強く育ててやると、固く心に誓うのだ。



しかし、しかしだ。


わたしは知らないのだ。


その新たな芽をつけたその究竟な植物の名前を、わたしは知らないのだ。











20130126

 
 1月13日から23日までお休みをもらって旅行へ行きました。

 行き先は南米ペルー•ボリビアです。

 海外旅行は数えてみれば6年ぶりでした。



 地球の裏側へと向かい、美しい風景をみた。

 しかし、ふとこの絶景が「日常」である人たちがいることを思えば、

 自分の「日常」とは一体なんなのだろうと思わずはいられませんでした。





  ☝トランジットで一泊したニューヨークはギラギラしてました。

 
     ☝自由の女神を見ようとしたけど何も見えませんでした


     ☝クスコの街


 
     ☝道端にいたので写真をとったら、お金をせがまれました。




     ☝インディヘナはそこらじゅうにいます。彼女たちの洋服はとてもかわいい。

     ☝オリャンタイタンボ駅から列車でマチュピチュに向かいます。

     ☝これがマチュピチュですが、スゴい曇りでした。


     ☝見下ろす景色は真っ白だったけど、奇跡的に雲は晴れ、ワイナピチュの上からこの絶景がみえました!


     ☝南米を表しているかのようなカラ—リングの花。


     ☝リャマがそこらへんにいます。

     ☝ボリビア:ラパスの街



 ☝魔女通りというところではリャマのミイラがあります。お守り的なものみたいです。







 ☝ウユニへ向かう飛行機から見たもの。

 ☝ウユニの空港は「なんにもない」




 ☝塩のホテル ルナサラダの看板がぽつん。



 ☝見たことない花がありました。


 ☝やっぱり見渡す限りなんにもない。





 ☝これが噂の絶景ってやつです。




 ☝ウユニの村の市場にいきました。






 ☝旅の相方は太鼓を買いました。






 

 お腹いっぱいになるほどの写真を上げてみました。