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20171223




今年ももう終わりに近づいています。

今年はとても思い出深い一年となりました。

そのなかでもスパイラルの展示はとても大切な機会でした。


- one fine day 展 -

KUNIKA、篠崎恵美、多田明日香、maegamimami、Loveli

といった5人の女性アーティストが、

朝目覚めて女性が下着を選ぶ時の気持ちをフラワーショップで

花に囲まれた時のときめきや、

一輪の花を選ぶ際の所作になぞらえた作品を展示。



私の作品の写真をいくつか載せておきます。

展示の什器は引き出しをイメージした箱です。





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その日の気分で仕立てられる下着があったとしたら、

目に飛び込んでくる日差しや、ひんやりした空気、

朝目覚めた気分や、目にした風景、昨日の記憶たちを、

トリミングし、仕立てる。

いい日も、悪い日も、その下着を身につけ、

しゃんとした気分で、今日1日がはじまる。

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     April,30th[mon.]

 とっくに桜は散って、新緑で溢れかえっている。
 桜の木はもう気持ちを切り替えて、
 来年また思う存分、咲き乱れるための、
  準備をしているのかもしれない。
 きっと、まっさらな気持ちを携えて。











この作品たちは、影が本当に綺麗でした。





 August,23th[Fri.]
 
 夏だけど、東の空にオリオン座が見えた。
 ビルの光が残像でのこって、
 たくさんの星みたいに見えた。
 昨夜のことで覚えているのは、それくらい。





 September,28th[Thu.]

 電線にとまった鳥
 渡せないままの贈り物
 真夜中のコンビニ
 一輪の花と百本の花
 他人事の春 
 自転車と東京タワー
 レンズに入り込んだ砂
 アスファルトに落ちる影
 毎日上にのびる電波塔
 行きつけのドライブスルー
 年に一度の記念撮影
 スノードームの中の吹雪
 知らない街の絵ハガキ
 どこまでも小さな命
 反射する西日
 
 良いことと、嫌なことは繰り返し重ねられ、
 いつのまにか「いい思い出」になっている。




 June,20th[Sat.]
 
 梅雨を無視して、
 ベランダにぶら下げた風鈴は、
 冷たい風にゆらされて、
 冷たい音をたてています。

 


 May,11th[Wed.]

 カーテンをあけると雨粒が景色をぼかしていた。






大学生の頃、バイトで展示のスタッフをやったことがあったのだけど、

こういうところで展示するのって、

どうしたらできるんだろう。と思っていたのを思い出した。

そんな風に思っていた私が10年後、

その場所で展示してるなんて、なんだかすごいなぁと

自分で感心してしまった。


でも、こんなことをいうと調子に乗ってると思われてしまいそうだが、

その大学生のころの私も、

こころのどこかで「いつかは、、」という思いがどこかにはあった気がする。



そう思うと、今「いつかは、、」とおもっていることも

10年後、わたしならどうにかこうにか

叶えていたりして!?とぼんやりおもったのでした。


そうでありたいものです。



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